院長ブログ

2022年4月

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根管治療

ウェブでの症例検討会に参加しました。

先日ウェブで、2年前に受けたゼミの受講生同士で症例検討会を行い、

参加させていただきました。

いろんな分野を得意とする歯科医の方々の発表を聞き、

自分も部分矯正や根管治療の症例発表をし、

とでも有意義で楽しい時間を過ごすことができました。

土曜日の21時から0時前までの遅い時間でしたが、

都内近郊だけでなく全国の方々とこういった形で交流できるのは

webならではでした。

このようにこれからも学んでいけたらと思います。

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4月から週5日診療になります。

開業当初は週5日診療をしていましたが、途中から大学院へ行きはじめたため診療日を減らしておりました。
通院しづらかった患者さんもいらしたかもしれませんが、
稲川歯科医院の診療を減らしている間に、ご指導いただいた先生方のおかげで博士論文を仕上げることができましたし、開業当初より専門的に行っていた根管治療を含め、
ここ8年間は東京医科歯科大学の入れ歯や被せ物、噛み合わせの専門外来で診療してきましたので、必要に応じてより全顎的な見方で患者さん一人一人のお口の健康のためのお手伝いをさせていただけるようになったと思います。

4月からは開業当初のように週5日診療をして、
皆さんに通いやすいようにしていきたいと思います。今後とも宜しくお願いいたします。


歯内療法症例検討会に出席してきました。

 先日歯内療法症例検討会に出席しました。

 上顎第一大臼歯の近心頬側第二根管が関わる症例や、シーラーの溢出について、矯正とクラウンレングスニングをした症例、上顎切歯周囲の神経脈管構造であるCanalis sinuosusについて、歯根内部吸収と外部吸収を併発している症例など様々な症例を通して勉強させていただきました。

 また、昭和大学口腔微生物学分野の桑田啓貴先生からの、口腔の健康状態と生活習慣病や全身疾患との関連についての講演を聞きました。新しい感染症の概念として、常在細菌叢の乱れであるディスバイオーシスについてお話しを聞きました。

 微生物学の分野の先生からの歯内療法に関するコメントも新鮮で勉強になりました。なるべく情報をアップデートしながら日々の診療を行っていきたいと思います。


治療方針について

当院では、CTや顕微鏡を使って歯や周りの骨を精細に診査・診断し、
治療においては顕微鏡によって拡大された術野において精密に治療をしています。

歯科材料についてはより良いと思うものを選んで使っています。

私の中で妥協のない治療を目指すせいか、

「完璧な治療」と称して下さる患者さんもおります。

また、他院では保存困難とされた歯の残す治療もさせていただいているケースもあります。そのような中で専門的に治療を行っております。特に歯内療法(抜髄、感染根管治療、直接覆髄等)や、補綴治療(被せ物や詰め物、コンポジットレジン充填、部分入れ歯、総義歯等)は保険外治療を中心に行なっております。

治療に際しては十分な時間を確保して納得していただいてから治療を開始していますので、
安心して通院していただけると思います。

理にかなったやり方で尽くすことで、より1本の歯が長く使え、ひいてはより長くお口の中の健康が保たれることと考えています。


歯でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。


歯内療法症例検討会に参加しました。

 オンラインでの歯内療法症例検討会に参加しました。

 今回はdentinal defectがある歯根への歯根端切除についての論文や、逆根管窩洞充填の材料と予後についての論文の抄読に参加させていただき、難治性の瘻孔がある症例について見させていただきました。

 また、歯周外科について、基本的なことから遊離歯肉や結合組織の移植についての講義もしていただきました。 研究に関係されている方のお話しを聞くのはとても刺激になりますし、自分の中でも少しずつ情報がアップデートされていきますので、そうすることで患者さんへの治療がより良くなればと思います。


コロナ下での診療体制について

 稲川歯科医院では、コロナの状況下において、患者さん一人一人に対して以下のように対応しております。


・手指の消毒をお願いし、体温・体調の確認をしています。

・患者さん一人一人に使う器具の滅菌・消毒しています。

・スタッフはマスクやフェイスシールドを装備し、手指の清掃・消毒をしています。

・治療前に患者さんに含嗽剤によるうがいをお願いしています(お薬へのアレルギーがありましたらご相談ください)。

・診療中は口腔外バキュームを用いて飛沫や切削片を吸引しています。

・歯内療法においてはラバーダムシートを用いて診療しています。 歯科はむし歯や歯周病などの感染症に対して治療をするため、当院では元々患者さん一人一人に使う器具はしっかり滅菌

・消毒をしてきましたが、今はよりコロナウイルスを意識した対応項目を増やしています。


 このようなコロナの状況が早く終息することを願いつつ、患者さんの歯やお口の診療を進められるように努めていきたいと思います。


明けましておめでとうございます。

 昨年はあざみ野の稲川歯科医院の10周年を迎えることができました。

 銀座時代からの患者さんや、地域の患者さん方に支えられてきました。また一人一人の方に勉強させていただきながら続けてくることができました。ありがとうございました。

 昨年は歯科雑誌のクインテッセンス1月号に、歯内療法症例検討会で発言している時の写真を載せていただき光栄でした。ありがとうございました。

 今年は、今まで続けてきました歯内療法や補綴治療を主に、歯周病治療や矯正治療、インプラントにも取り組みながら、皆様の全身の健康に目を向けつつお口の中の健康を保てるよう努めていきたいと思います。

 昨年から続くコロナの影響はありますが、皆様にとってより一層素晴らしい年になりますよう心よりお祈り申し上げます。 本年も宜しくお願い致します。

 稲川歯科医院 院長 稲川英明

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歯内療法症例検討会に参加してきました。

先日、半年に一回行われる歯内療法症例検討会に参加してきました。 コロナ対策としてwebでの配信も行われるようですが、実際に会場へ行ってきました。 今回は狭窄根管への歯根端切除症例や、分岐部に深いポケットのある歯内歯周病変への根管治療症例、根管内に象牙粒が見られる歯への根管治療症例など、様々な症例を見させていただきました。 後半は、コロナ対策に関して、医科歯科大学の歯科での取り組み、医科での取り組み、またコロナにおけるメンタルサポートについての講演を聞かせていただきました。 特に医科歯科大学での医科でのコロナ患者への取り組みは、歯科も巻き込んで全体で協力して乗り越えていこうとしていて、目を見張るものがありました。必要な所にはしっかり人員を結集させ、見えないウイルスに対して立ち向かっていました。簡単にできることではなく、これからも続くことかとは思いますが、いち早く収束することを願いつつ、私は歯科の立場から最善と思われる対策を取り続けていきたいと思います。

部分矯正について

先日、部分矯正の研修を受けてきました。 全体的な歯列矯正に対して、部分的に歯を動かす部分矯正という治療法があります。 虫歯が深い時や水平的な破折の時、抜歯せず歯根の使えるところまでを引っ張り出して再び歯を使う方法や、上下の歯の不正な被蓋関係を修正する方法など様々です。 被せ物やブリッジなどを作ろうとする歯の向きを修正することで歯や骨の負担を軽くし、噛む力をしっかり支えられることを期待することもあります。 根管治療や歯周病治療の後、最終的な被せ物や入れ歯を入れる前にこのような部分矯正を行うことで、天然の歯を長く使えることがありますので、患者さんごとの必要性がありましたら提案していきたいと思います。

歯内療法症例検討会へ出席してきました。

歯内療法症例検討会へ出席してきました。 今回も多くの症例を見させていただき、コメントもさせていただきました。歯茎が腫れてもどの歯が原因かわかりづらいことや、深いむし歯でも歯髄を除去せずに保存する方法、根尖性歯周炎が歯根破折のような様相を呈する症例、歯根端切除と歯周外科手術を同時に行う症例など多く見させていただきました。 また、岸川先生のコンポジットレジン修復のお話を聞くこともでき、改めてむし歯除去〜コンポジットレジン充填までの、どこまでどうやってむし歯を除去するか、接着剤はどのように使うか、どのようにコンポジットレジンを充填して研磨するか、などのポイントを確認させていただきました。 また、既に歯髄を除去した失活歯への接着剤の使用方法について、次亜塩素酸ナトリウムを使った後の歯質への操作なども聞かせていただきました。 最近は歯髄の保存に関して、前よりも歯髄を保存できる幅は広がっていると思います。 残る可能性が低い歯をいつまでも引っ張って治療するのは良くないと思う一方、CTや顕微鏡を駆使して保存処置をした歯に対しての補綴治療は、今までよりもぐっと予後が良くなって、口腔内全体の長い健康につながるのではないかとよく思います。 まだわかっていないことも多い中なので、一歩一歩ですが、一人一人丁寧に対応していくことで、患者さん一人一人へ ベストな対応ができていけたらと思います。