2021年5月 9日
歯の欠損が増えてくると、元々歯があった頃よりも噛みづらくなることがあります。
又は入れ歯は痛くて噛めないなんてお話しを聞くこともあります。
入れ歯を作るときは、今の顎の位置に合った噛み合わせを探り、なるべく理想的な歯並びで入れ歯を作ります。(もちろんインプラントやブリッジで対応できることもあります。)そして、残っている歯と顎堤(抜歯した後に骨や歯肉が治った所)が入れ歯と一体となって、しっかり噛めるように目指していけたらと思います。
歯や顎堤の状態は人それぞれですので一概に言えないこともありますが、例え入れ歯であっても、奥歯と前歯が揃って噛める状態であり続けることが大切と考えています。何歳になってもこの状態を維持し続け、健康に食べ続けられたらと思います。
2015年9月27日
数ヶ月前になりますが、アメリカの歯内療法学会に参加してきました。
今回はアメリカのシアトルで4日間に渡り行われ、自分が所属していた東京医科歯科大学歯髄生物学分野の先生方の発表もありました。当然英語での発表だったのですが、しっかりと英語での質問にも受け答えをされていて素晴らしく、刺激になりました。
アメリカには日本のような保険制度がないせいか、抜歯の基準は厳しいようですが、それでも、歯根端切除や意図的再植による外科的歯内療法の症例を数多く出している先生もいらっしゃいました。そのような外科処置のときは特にそうですが、根の治療でのCT撮影は非常に重要な診断方法で、顕微鏡と合わせて、しっかりとした治療をするための方法です。
また、補綴(歯に被せ物を入れたり、入れ歯を入れること)科の先生からの歯内療法をした歯の被せ物を入れることに関する講演や、破折ファイル除去について、歯根破折について、バイオセラミックについて、など本当に盛りだくさんの4日間でした。
こういったところで得た知識をまた日々の治療に生かしていきたいと思います。
2012年8月31日
5月26日27日と日本補綴歯科学会に参加してきました。
むし歯や歯周病、外傷などで保存できない歯を取り除いた後は、
入れ歯やブリッジ、インプラントなどの処置が必要になります。
これらの処置は補綴と呼ばれます。
患者さん一人ひとりにあった補綴処置を心がけていきたいと思います。
2012年2月20日
抜歯やインプラントに関する講演会に参加してきました。抜歯を通して麻酔や切開、縫合に関して、また重要な口の解剖について勉強してきました。また、臼歯部(奥歯)についてのインプラントについて、主に外科的な側面のお話を聞いてきました。高度な外科処置は専門家の領域になると思いますが、歯科診療所としても対応できる面も多いと思います。そういったところをしっかり対応し、患者さんのお口の健康に貢献できたらと思います。