2020年4月30日
皆さま、このような大変な時期にお変わりなくお過ごしでしょうか?
歯のケアについてお伝えしたいと思い、書かせていただいております。
昨今の新型コロナウイルスから身を守るために手洗いやうがいを気を付けてらっしゃる方も多いかと思いますが、さらにお口のケアもしっかりするのは大事だと思います。
お口のケアをする際、人によっても使う道具が違う場合もありますが、フッ素入り歯磨き粉を使った歯磨きや、フロス(糸ようじ)、ワンタフトブラシ(プラウトなど)、舌ブラシ、人によっては歯間ブラシなどを使って丁寧に一本一本の歯や舌をきれいに保っていただけたらと思います。
特に歯の歯茎からの生え際に付いた汚れを除去することは大事だと思います。
また、義歯を使っている方は、義歯ブラシを使って義歯に付いた汚れをしっかり落とし、義歯用洗浄液にて清掃する必要があると思います。
そのとき、歯を磨く前、特に口の中に指を入れて使うようなフロスなどを使う前は、手をしっかり洗ってからしていただけたらと思います。こうすることで、手に付着しているかもしれないウイルスや菌を口の中に入れることを防ぐことができます。
歯や歯ぐきの疾患は、肺炎や糖尿病、脳・心臓疾患などのリスクになると言われており、これは新型コロナウイルスの重症化する可能性があると言われている基礎疾患と共通するものでもありますので、なるべく減らしていけたらと思います。
2018年4月 2日
4月から月水金土と週に4日の診療をさせていただきたいと思います。
今までは、大学での研究や臨床などに多くの時間を割きましたが、無事に大学院を卒業し、博士号を取ることができました。
これは、大学で関わった教授を始め本当に多くの方のおかげでなされたことと思っており、本当に感謝しております。
これからは、大学での学びを続けつつ、稲川歯科医院での診療時間を増やし、今までご不便をおかけしていた患者さんに、もっとスムーズにいい治療をできるよう努めていきたいと思います。
私は、研修終了後5年間は歯内療法という、歯の根の治療をする分野に属し、その後5年間は部分床義歯という、部分入れ歯の分野に属してきました。
お口の中全体を治療するには、一本一本の歯の状態がどうかを評価し、必要があれば歯周病治療からむし歯治療、根の根管治療を行い、最終的には被せ物やブリッジ・入れ歯・インプラントをセットして、それを維持していくことが必要と考えています。
その中での根の治療には、専門的な知識やCT・顕微鏡などの技術を用いて診療し、最終的に歯の形に戻していくところでは、噛み合わせや入れ歯などの知識・経験を生かしていきたいと思います。
さらに、磨き方を確認・練習したり、専門家によるクリーニング・フッ化物の使用をし続けることで、治療後の状態をより長く保ち、結果的にご自身の歯が長く保てるようにお手伝いをして行けたらと思います。
稲川歯科医院は、父と祖父の代から約70年続いていますが、患者さんのために丁寧な治療を心がけてきました。私が産まれる前になされた先代の治療がまだ患者さんのお口の中にあることもあります。また、常に勉強し続けてより良い治療が選べるように努めてきました。なるべく歯を抜かない、削る量を最小限にする方法を考えつつ、治療を進めていきたいと思います。
これからも、歯のことで困った方にお手伝いをできるよう努めていきたいと思います。