院長ブログ

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歯内療法症例検討会へ出席してきました。

歯内療法症例検討会へ出席してきました。 今回も多くの症例を見させていただき、コメントもさせていただきました。歯茎が腫れてもどの歯が原因かわかりづらいことや、深いむし歯でも歯髄を除去せずに保存する方法、根尖性歯周炎が歯根破折のような様相を呈する症例、歯根端切除と歯周外科手術を同時に行う症例など多く見させていただきました。 また、岸川先生のコンポジットレジン修復のお話を聞くこともでき、改めてむし歯除去〜コンポジットレジン充填までの、どこまでどうやってむし歯を除去するか、接着剤はどのように使うか、どのようにコンポジットレジンを充填して研磨するか、などのポイントを確認させていただきました。 また、既に歯髄を除去した失活歯への接着剤の使用方法について、次亜塩素酸ナトリウムを使った後の歯質への操作なども聞かせていただきました。 最近は歯髄の保存に関して、前よりも歯髄を保存できる幅は広がっていると思います。 残る可能性が低い歯をいつまでも引っ張って治療するのは良くないと思う一方、CTや顕微鏡を駆使して保存処置をした歯に対しての補綴治療は、今までよりもぐっと予後が良くなって、口腔内全体の長い健康につながるのではないかとよく思います。 まだわかっていないことも多い中なので、一歩一歩ですが、一人一人丁寧に対応していくことで、患者さん一人一人へ ベストな対応ができていけたらと思います。

歯内療法勉強会に出席しました。

今回は、自分も久しぶりに質問という形で発表させていただきました。 自分の取り組んでいる症例をまとめて人に見てもらうことで、客観視することができ、他の人の意見を聞くことができました。そして多くの刺激をもらうことができました。 今回は他にも多くの症例発表を聞くことができたので、実際に知識をどう生かしていくかのトレーニングになります。 講義としては、歯根端切除における逆根管充填の時の止血と、逆根管充填について聞いてきました。 逆根管充填の前には骨窩洞内の肉芽をしっかり除去し、止血剤を用います。また、逆根管充填においては生体親和性や封鎖性などを加味してMTAなどの充填材を選びます。

歯内療法勉強会に参加しました。

先日、歯内療法勉強会に参加しました。 今回は、症例の報告や相談があった後、歯根端切除における切開・剥離の各論について講義がありました。 他の歯科医師の症例を拝見すると、自分だったらどうするかな、とか、他の先生ならどう考えるかなど、実際に聞かせていただくことができるので、他との共通点や違いを知ることができて勉強になります。今後に生かせていけると思います。 また、切開・剥離は、歯根端切除の術野を明示し、術後の治癒に関わる大事な部分です。 顕微鏡下で用いる実際の使用器具から、切開線の設定位置、気をつけるべき解剖学的部位などを確認しつつ、活発なディスカッションもあり、勉強になりました。 私は、歯根端切除や歯周外科など保存のための外科処置を顕微鏡下で行いますが、勉強会に参加させていただきつつ、自分の診断から手術手技までをさらに磨いていきたいと思います。

歯内療法症例検討会に参加してきました

昨日は歯内療法症例検討会に参加してきました。毎月の定例会に加え、半年に一度大勢の人が集まる今回の会では、100人以上の多くの方がいらしていました。 今回は、前回に引き続き病理の下野正基先生から、リバスクラリゼーションについてのお話しがあり、最近の論文から多くの引用された写真や考察が述べられており、非常に勉強になりました。 幼若永久歯の根尖性歯周炎において、従来のアペキソゲネシスではなく硬組織の形成を促すリバスクラリゼーションですが、根管内にできる組織は象牙質ではなく、セメント質や骨組織のようです。その硬組織を修復と考え、臨床上は進めていくというお話しもありました。 また、会では根管内部吸収や外傷歯後の失活についてもお話しがあり、自分が普段目にしている症例に対しての知見を増やせたと思います。 こういった会でのいろんな先生方の刺激をもらって、自分も成長し、よりよい治療をしていきたいと思います。 2ddd8cadca6603efe66e21af8a35afb5b16f402f.jpgのサムネイル画像

アメリカ歯内療法学会(American Association of Endodontics)に参加してきました。

数ヶ月前になりますが、アメリカの歯内療法学会に参加してきました。 今回はアメリカのシアトルで4日間に渡り行われ、自分が所属していた東京医科歯科大学歯髄生物学分野の先生方の発表もありました。当然英語での発表だったのですが、しっかりと英語での質問にも受け答えをされていて素晴らしく、刺激になりました。 アメリカには日本のような保険制度がないせいか、抜歯の基準は厳しいようですが、それでも、歯根端切除や意図的再植による外科的歯内療法の症例を数多く出している先生もいらっしゃいました。そのような外科処置のときは特にそうですが、根の治療でのCT撮影は非常に重要な診断方法で、顕微鏡と合わせて、しっかりとした治療をするための方法です。 また、補綴(歯に被せ物を入れたり、入れ歯を入れること)科の先生からの歯内療法をした歯の被せ物を入れることに関する講演や、破折ファイル除去について、歯根破折について、バイオセラミックについて、など本当に盛りだくさんの4日間でした。 こういったところで得た知識をまた日々の治療に生かしていきたいと思います。

歯内療法症例検討会参加

先日、半年に一度の歯内療法症例検討会に参加しました。

今回は私も発表もさせていただき、大勢の方の前で話しをさせていただきました。

今回は、東京医科歯科大学小児歯科学分野の宮新先生による、外傷を受けた根未完成歯の治療についての講演もあり、とても興味深い話しを聞くことができました。

また、元土木建築の仕事をされていた歯科医師須藤先生によるMTAについてのお話もあり、歯科だけでなく、建築界で使われるポルトランドセメントの話しも交えてされたMTAの話しはとても勉強になりました。

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医局の講演会

1月19日は医局の講演会に出席してきました。深い虫歯のときにどのような材料で神経を残すべく処置をするか、といった内容でした。比較的新しい材料のMTAについての研究も進んでいるようです。このような情報を治療に役立てられればと思います。