稲川 英史
| ■日本再生歯科フォーラム 役員 ■日本歯科医療管理学会 会員 ■日本ヘルスケアー歯科研究会会員 ■Club 22 元会長 |
昭和41年 昭和45年 昭和45年 昭和47年 |
東京歯科大学卒業 東京歯科大学院卒業、 東京歯科大学 歯学博士 東京歯科大学大学補綴科 講師 稲川歯科医院院長 |
スウェーデンのブローネマルク博士を始め、アメリカのインプラント研究グループのドクターなど、多くのインプラント先進国の専門医から最新の情報を学ばせて頂きました。
とくに骨結合型のインプラントを世界で初めて臨床に応用されたP.I.ブローネマルク教授に折に触れお会いし、ご教授をうけたことは、私の臨床において大きな力となっております。
海外研修の履歴
ーインプラントに関する海外研修ー
| 1997年3月 | Academy of Osseointegration in San Francisco Southern California Dental Seminar in Los Angeles |
| 1998年7月 | Southern California Dental Seminar in Los Angeles |
| 1999年9月 | Southern California Dental Seminar in Los Angeles |
| 2000年9月 | Southern California Dental Seminar in Los Angeles |
| 2000年11月 | Scientific Meeting KIDI and Club22 in Soul |
| 2002年3月 | OSSC |
| 2002年6月 | |
| 2002年9月 | Osseointegration Study Club of Southern CaliforniaとClub22との合同meeting |
| 2002年9月 | 第7回Southern California Dental Seminar in Los Angels |
| 2003年8月 | American Academy of Aesthetic Dentistry Southern California Dental Seminar in Los Angeles |
| 2005年8月 | American Academy of Aesthetic Dentistry in Hawaii |
ある日、数日前にインプラントをセットした患者さんから電話がありました。「先生、ありがとう御座います。今、たくわんを食べているんです、今まで食べられなかったものが、食べられるなんて、嬉しくて電話してしまいました」。私はとても嬉しくなりました。このような声は、インプラントの素晴らしさを如実に語っているのではないでしょうか。
定年退職を迎え、これからは美味しい食事をし、健康で楽しい生活を送りたいと思っているのに、歯を失い思うように食事が出来ず、柔らかいものしか食べられなくなった。入れ歯も入れてみたけど、どうも自分の歯のようには咬めないし、時々痛くなる。また、歯にかけたバネが引っかかって気になるし、人から見えてしまい見栄えが悪い。
そもそも取り外し式の入れ歯を入れるなんて年寄りじみて精神的にも衛生上からも受け入れられない。
旅行と食事が楽しみなのに、お友達の前で入れ歯を外して洗ったりするようなことはしたくない。こんな方にインプラントは最も優れた方法だと思います。
ところで、失った歯を補う方法にはどのような種類があるでしょうか。ブリッジ、入れ歯そしてインプラントの3種類があります。それでは、それぞれの特徴を説明していきます。
まずブリッジですが、これは失われた歯の両隣の歯を削って被せものを入れ、真ん中の歯のない部分には人工の歯を入れ、これらを連結固定し両側の被せものをセメントで接着する方法です。
メリットとしては固定式なので外して洗う必要もなく、ほぼご自分の歯と同じようにしっかりと咬むことができます。
しかし、最大の欠点としては、両隣の健康な歯を削ってしまうことです。歯は削られることによって、表面の堅くて丈夫なエナメル質が失われ象牙質が出てきます。これにより、むし歯になり易くなるため、歯の寿命が大幅に短くなります。歯は削れば削るほど寿命が短くなります。
また、無くなった歯が負担していた咬む力を両隣の歯が負担しなくてはならないデメリットもあります。
2番目に入れ歯です。
これは取り外し式の義歯です。メリットとしては比較的簡単に制作できることでしょうか。
デメリットとしては、入れ歯が口の中で動くことです。動かないように、バネで歯に固定するのですが、どうしても微妙に前後左右に動きます。その結果、入れ歯と歯や歯茎との間に細かな食物残渣が入り込むため、毎日外して清掃しなくてはなりません。これはとても面倒ですし、不愉快ですね。
また、バネを掛けられた歯は、常に揺すられたり、ひねられたりするため負担過重状態になり、次第に動揺が大きくなり数年後には抜け落ちてしまうこともあります。一種の歯周病ですね。
入れ歯は歯茎の上に乗っているため、ご自分の歯のようには力強く咬めません。通常、自分の歯がある場合は、ご自分の体重と同じくらいの力で咬めますが(体重60sの方は、60s位の力で咬めます)、入れ歯の場合は約1/10の5~6sの力でしか咬めません。したがって、ある程度は咬むことができますが、患者さんの本音は“こんなものかな”と言う思いで食事をなさっているようで、100%満足なさっているとは思えません。現に今まで義歯を入れていた患者さんにインプラントを入れて差し上げますと、やはり“全く違う咬み心地で、入れ歯とインプラントとは次元がちがう”とおっしゃいます。
それに、大きくて違和感のあるものを口の中に入れることは、快適なものとはいえません。
3番目がインプラントです。
歯を失ってしまったが、以前と同じように美味しく食事をしたい。また、きれいな口元でおもいきり大らかに笑いたい。このような方にインプラントはベストな方法と思います。
しかし、インプラントに興味はあるが不安や疑問があり、なかなか踏み切れないのではないでしょうか。
例えば、手術に対する恐怖や不安があると思いますが、感覚的にはちょうど親知らずの抜歯を想像していただければ良いと思います。
この不安、痛み解消の方法として当院ではご希望により、大学病院麻酔科より派遣される麻酔専門医により静脈鎮静麻酔のもとに、手術を行うことができます。
静脈鎮静麻酔とは軽い全身麻酔の一種ですが、痛み、不安感、恐怖感から解放されますし、術中の全身管理を行うことが出来るため、安心して手術を行うことができます。また、もちろん通常の局所麻酔でも手術はできます。
術後の痛みは多くの場合、ほとんど無いか少ないことが多く、“思ったよりずっと楽でした”とおっしゃる方が大部分です。腫れについては、個人差があります。わずかに腫れる方から大きく腫れる方まで様々ですが、ほぼ1週間で無くなります。
いずれにせよ、術後の反応をできるだけ少なくするために、手術時間を短くする、歯肉の切開範囲を少なくする、完全滅菌を実施するそして術前に抗菌剤、消炎鎮痛剤を投与するなど、身体に優しく外科的侵襲の少ない方法を選択してまいります。
手術後、食事が出来ないのでは困りますので出来るだけ早い時期に仮歯を入れます。全てのケースで可能とは限りませんが、骨がしっかりしているなど条件が良ければ手術当日に仮歯を入れることもできます。
インプラントは優れたものということはお分かり頂けたと思いますが、通常の治療よりも高い治療費がかかることがネックになると思います。
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その他、インプラントの成功率(よくある質問
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