2013年10月28日
先日、補綴学会支部会に出席しました。
補綴(ほてつ)とは形が崩れた歯を被せ物などで歯の形に戻したり、歯が無くなった部分をブリッジや入れ歯、インプラントで回復させる治療のことです。
中でも症例発表は興味深く拝見しました。元々は歯の痛みや、噛みにくいことがきっかけで歯科医院に行った患者さんでも、実際は顎の位置がずれていたり、他の歯も痛んでいたり、多くの問題を抱えている患者さんの症例がありました。そういった患者さんへの治療は年単位に及ぶことがありますが、インプラントを使わない、取り外し式の入れ歯やブリッジでの補綴治療後、長く安定している治療の発表を見てきました。
実際には患者さんと歯科医師による共同作業で、必ずしもスムーズにいくとは限らないと思いますが、しっかりとした診査・診断のもと、治療後も長く使えるよう丁寧な治療を心がけていきたいと思います。
2013年10月20日
昨日は「顕微鏡外科的歯内療法」という題目の講演を聞いてきました。
診療後に行ったため全部は聞けませんでしたが、今まで可能だったより奥の歯でもできるようになってきたとのお話しがありました。治りにくい歯を残す治療法としても、良い予後の期待できる治療法です。
当院でも、顕微鏡下での歯内療法、根管治療、外科的歯内療法(歯根端切除)を行っています。
抜歯してインプラントや入れ歯・ブリッジを行う前に検討することができます。