院長ブログ

2021年5月

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口腔ケア

入れ歯

歯の欠損が増えてくると、元々歯があった頃よりも噛みづらくなることがあります。 又は入れ歯は痛くて噛めないなんてお話しを聞くこともあります。 入れ歯を作るときは、今の顎の位置に合った噛み合わせを探り、なるべく理想的な歯並びで入れ歯を作ります。(もちろんインプラントやブリッジで対応できることもあります。)そして、残っている歯と顎堤(抜歯した後に骨や歯肉が治った所)が入れ歯と一体となって、しっかり噛めるように目指していけたらと思います。 歯や顎堤の状態は人それぞれですので一概に言えないこともありますが、例え入れ歯であっても、奥歯と前歯が揃って噛める状態であり続けることが大切と考えています。何歳になってもこの状態を維持し続け、健康に食べ続けられたらと思います。

デンタルフロス(糸ようじ)について

最近また新型コロナの感染者数が増えてきているようです。 今一度、こまめな手洗いやうがい、マスクの着用を確認するとともに、歯のケアも大事にしていきたいと思います。 様々な患者さんを拝見して思うのは、デンタルフロス(糸ようじ)を使わずに、歯と歯の間のむし歯や歯周病が進んでしまっている方がいらっしゃるということです。 デンタルフロスは柄が付いているものでもそうでないものでもどちらでも構いませんので、日々のケアに取り入れていただけると歯の持ちも変わってくるかもしれません。 最初はなかなかやりづらいこともあるかもしれませんが、やっていくとできますので、是非取り入れていただけましたらと思います。

感染予防について

歯科診療は、お口の中の菌やウイルスなどの微生物に対応する分野でありますので、稲川歯科医院では、日頃より標準予防策(スタンダードプリコーション)に則って、患者さん一人一人に対して使った器具の滅菌・消毒や、一人一人の患者さんの治療前後における手洗いや消毒、グローブ交換はしっかり行なっております。 先日、日本歯科医師会堀憲郎会長はテレビで、今のところ歯科治療を通じた新型コロナウイルス(COVID-19)の感染はないと、おっしゃっていましたが、今はさらに注意を払って診療することを心がけています。それは、例えば診療室を常に換気をした状態で、治療前・中・後には患者さんに薬液を用いたうがいをしていただいています。また、口からの飛沫や削片は口腔外バキュームで吸引しながら診療を行っております。 そのようにして、なるべくリスクが少なくして診療ができればと思っています。 歯の疾患は、誤嚥性肺炎や糖尿病、脳・心臓血管疾患などのリスクになると言われており、そういった面からも患者さんのお手伝いをできましたらと思います。

お口の清掃について

皆さま、このような大変な時期にお変わりなくお過ごしでしょうか? 歯のケアについてお伝えしたいと思い、書かせていただいております。 昨今の新型コロナウイルスから身を守るために手洗いやうがいを気を付けてらっしゃる方も多いかと思いますが、さらにお口のケアもしっかりするのは大事だと思います。 お口のケアをする際、人によっても使う道具が違う場合もありますが、フッ素入り歯磨き粉を使った歯磨きや、フロス(糸ようじ)、ワンタフトブラシ(プラウトなど)、舌ブラシ、人によっては歯間ブラシなどを使って丁寧に一本一本の歯や舌をきれいに保っていただけたらと思います。 特に歯の歯茎からの生え際に付いた汚れを除去することは大事だと思います。 また、義歯を使っている方は、義歯ブラシを使って義歯に付いた汚れをしっかり落とし、義歯用洗浄液にて清掃する必要があると思います。 そのとき、歯を磨く前、特に口の中に指を入れて使うようなフロスなどを使う前は、手をしっかり洗ってからしていただけたらと思います。こうすることで、手に付着しているかもしれないウイルスや菌を口の中に入れることを防ぐことができます。 歯や歯ぐきの疾患は、肺炎や糖尿病、脳・心臓疾患などのリスクになると言われており、これは新型コロナウイルスの重症化する可能性があると言われている基礎疾患と共通するものでもありますので、なるべく減らしていけたらと思います。