2018年10月15日
今日は歯内療法の勉強会に参加してきました。
今日は、歯根端切除における切断面観察と逆根管窩洞形成についての講義がありました。
歯根端切除術について、ここまで丁寧にステップごとに学べる場はなかなかないと思いますが、私自身歯根端切除に取り組む時は、各ステップごとに確実に進めていきたいと思います。
また、歯のホワイトニングにおいて、失活歯の変色に対しては、歩きながらホワイトニングできるということで、ウォーキングブリーチと呼ばれる方法が行われることがあります。これについて、今までとは認識の異なる方法が話されていました。自分でも文献にアプローチしつつ、このような会で得られたことを大事にしていきたいと思います。
自分としては、歯科医師としての駆け出しの時期にこの歯内療法を集中して学んできました。その後、部分床義歯を通してかみ合わせや補綴のことを学んできました。最終的に患者さんのお口の中がどうなるかという補綴的な側面を考えつつ、やはり歯内療法を専門的に学んできたことを大事にこれからもアップデートしながら、その知識や技術をしっかり生かして行きたいと思います。
また、当時の同期が大変活躍されていることに刺激を受けました。これからは、自分からも発信して人の役に立つよう努めていきたいと思います。
2018年8月15日
岡山での補綴歯科学会に参加しました。
補綴とは失った歯の部分や機能を補う治療です。
根の治療や歯周病、ホワイトニングなどの治療を終えて、最後に歯を被せたり、ブリッジや入れ歯を完成させる最後を担う補綴ですが、網羅する範囲としては歯列矯正や審美的要素、インプラントにおける外科的な側面など多岐にわたります。
今は、高齢化の中で、いかに長く生活の質を保ち続けていくかが重要視されます。歯科分野でできる範囲は限られますが、咀嚼・嚥下などの口腔内・周囲機能の低下や、それに付随した全身疾患などの問題が起こります。我々歯科医としては、口腔機能をなるべく長く良い状態で保てるように、補綴設計や義歯・口腔内メンテナンスなどを行い、より長く自分の口から食べられるようにサポートさせていただけたらと思います。
また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、医師と歯科医の双方から講義がありました。診断には専門機関と連携が必要と考えられ、歯科が介入できるのは、口腔内の装置作成など限られますが、SASによる障害は大きいことがあるため、私にできることは担っていきたいと思います。
また、今回の補綴学会では総義歯や部分床義歯について、多くの発表や講演がありました。
歯の保存技術が向上した分、抜歯後に義歯を作る際は、顎堤の条件が悪くなったりと、義歯を含めた補綴の難易度が高くなっています。
それに対して、個人個人の抱えている口腔内の状況や、現義歯における問題点、審美的な希望などは異なります。
ですので、一人一人に合わせた問題点を一つ一つ抽出し、インプラントも視野に入れながら、より良い補綴計画を立てて進めていけたらと思います。
2015年3月 9日
歯の表面にホワイトニングをすると、今までよりも歯の色が明るくなりやすくなります。 患者さんそれぞれの歯に合うように作ったトレーに、ホワイトニング剤を注入して、それを歯にはめておくことによってホワイトニングを行います。 個人差はありますが、写真の患者さんの歯は、約2週間で少し明るくなったようです。 左がホワイトニング前、右がホワイトニング後です。
写真の下には歯の色の見本が写っていますが、ホワイトニングによって歯が 1~2段階明るくなったように見えます。
ホワイトニングに興味のある方は、ご相談ください。

